「いいものを提供したい」というこだわり
中島建設株式会社(佐賀県鹿島市) 取締役社長 中島 様
私共の会社は九州の佐賀なものでマーケット自体、そんなに大きくない、どうしても公共工事依存型のマーケットになっています。このままでは量も減る、単価的な問題も出てきている。間違いなく先細りになっていく。では どうやってメシの種をつくっていくか社員全員で協議をして、何か新しい道、自分たちの技術や経験を生かせる道を模索しようということで、色々検討しておりました。
毎日DMが山のようにくる中で選別を約3年かけてやりまして、最後に残ったのがヒーローさんともう1社です。とりあえず実物を見ようと、現場見学を申し込みました。
現場を拝見させて頂き、これは我社の建築の技術の範疇に納まるレベルだと感じました。高遮音、高断熱、大空間というものありますけれど、他FCと比較して一番扱いやすい金額であったと。コンパクトで質が良くて、これだったら地方都市でも営業展開できると感じました。
立上げに当り、我社の遊休地資産をどうするかというテーマがありました。ヒーローに加盟したということでモデル棟を建設しようじゃないかと。そして家賃収入を得ながら一室だけはモデルルームとして営業展開に使っていこうと考えました。せっかく部屋を持つ訳ですから、ただお客様に来て見ていただいてお帰りになるだけでは勿体無いと。音も静かで、熱貫流も少ないので、熱効率のロスも少ないですよと実際泊まってわかって頂くのが一番いいだろうということで、今、企画の段階ですけれどもモデル体験をして頂こうかなと考えています。
最近、東京に本社がある繊維メーカーさんから受注頂いたのですが、どうしても事業規模を縮小せざるを得なくなったという事情があり、私どもは佐賀の紡績工場の建設に携わっていましたから、OB客になる訳ですが、何とかしてくれないかと言われました。実はこういうのがありますよと話をしたら、先方の社長様がすごく気に入って頂いて、じゃあやろうということで。そのお客様の場合は東京でもマンション不動産事業をされていて、上下階の騒音の問題、断熱性の問題を大家という立場で前々から何とかしたいと感じていらっしゃいました。そのため、まず遮音性の高さ、高断熱ということと、コストパフォーマンスにも満足してもらいました。
ヒーローFCに加盟して三ヶ月か四ヶ月くらいの出来事だったので、そういう意味では幸運だったなということと、やっぱり今までお付き合いのあったお客様を大事につなげるべきだったと、改めて実感しました。
うちの社員が実際に現場をやってみて、もう少し工夫しようじゃないかとか、新しい発想でやってみようとか、研究熱心になったことが一番よかったことです。
将来展開についてですが、私達は地元の建設会社ですから地元から離れる訳にはいけません。やっぱりいいものを提供し続けたいという気持ちがありますので、正直に営業して正直に広げたいというのが一つあります。 数的なものですが、土木部門や建築公共工事部門をカバーしてあまりある数字を目指していますので、最低でも年間4棟。できれば個人的な目標なんですけれども営業一人で年間100戸くらい。目標は高くということで頑張っていきたいと思っています。